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ReRAMの補聴器での採用事例
ReRAMが拓く、補聴器の新時代:
2500万個以上の出荷実績が証明する信頼性
当社のReRAMは従来のEEPROMと比べてチップサイズが同程度にもかかわらず2~6倍のメモリ容量を実現しています。チップサイズの制限が厳しく、同時に高機能が求められる補聴器では、当社のReRAMが世界中で利用されています。
小さい体積で高性能のメモリが求められる補聴器
EEPROMの搭載が一般的だった補聴器では、補聴器の小さい体積に収めるためにはチップサイズ制限が厳しく、更に補聴器の高機能化の中でEEPROMよりさらに大きいメモリ容量という要求がありました。
協力:株式会社テカナリエ
当社のReRAMそれらの要求を満たすことで、世界シェア上位の2社を含む複数社の補聴器メーカーに採用されており、既に2200万個の出荷実績があります。EEPROMと同等のチップサイズ、同等以上の性能で、8Mbit以上の大容量化が可能なメモリとしてはReRAM以外にほとんど選択肢はありません。
別の選択肢としては大容量化が可能なNOR FLASHメモリが採用された例もありますが、消費電力が高く、データの書き込み単位がセクター単位になるため、メモリにアクセスするソフトウェアがより複雑化する(EEPROMを使っていたお客様からするとNORを使用する難易度が高い)という課題があります。
その点で当社のReRAMはEEPROM仕様互換のため、そのまま置き換えるだけでReRAMを使用でき、置換え時のお客様の設計負担を最小限にできるため、補聴器のメモリではReRAMは最有力の選択肢となっています。
他のメモリと比較した当社ReRAMの位置付け
当社のReRAMは8Mbitと12Mbit製品が量産中で、EEPROMのメモリ容量上限4Mbitを超える容量帯をカバーするラインナップです。
高精度の音声補正と電池寿命の改善
導入した不揮発性メモリがEEPROMからReRAMに変わったことで、従来から2倍から4倍のメモリ範囲を使用することが可能になり、補聴器の音声の補正がより高精度になっています。またEEPROMより読出し電流が少なくなったことにより、電池の保ちも改善されています。