電子ペーパータグ
(ePaper Tag)
情報の可視化に紙ラベルを使用している方々の中には、紙ラベルの廃棄が環境に与える負荷を気にされる方もいます。そうした場合、電子ペーパータグが最適な代替品として考えられます。電子ペーパータグは、電池を搭載せずに繰り返し使用できるため、紙や電池の廃棄によるごみが発生しない環境に優しい解決策です。また、UHF帯のRFIDを使用して電子ペーパーの書き換えを行うため、非接触で表示情報の更新が可能です。 情報の可視化の必要はあるが、環境への配慮をしている方は、ぜひ電子ペーパータグの採用をご検討ください。
電子ペーパータグ
(ePaper Tag)を選ぶ理由
1.バッテリーレスのため、電池交換が不要
電子ペーパーは書き換えた後の画像の表示に電力は不要ですが、電子ペーパーの表示を書き換える際には電力が必要です。UHF帯のRFIDにより無線給電することで、バッテリーレスの電子ペーパータグを実現しました。
課題
- 定期的に電池交換が必要
- ダミーテキストですダミーテキストですダミーテキストです電池交換のタイミングの管理など煩雑な不随作業が発生
- 電池交換による作業工数が発生
解決
- 無線給電により電池が不要
- 電池交換に関連する作業が不要
- メンテナンスによる作業工数が0
2.UHF帯を使用し、ePaperを非接触で書き換え可能
UHF帯RFIDを使用することで、非接触での電子ペーパーの書き換えが実現できます。これにより、物に貼り付けたままでの書き換えや、移動体に貼り付けたままでの書き換えが可能となります。
課題
- 紙ラベル
ー 紙の印刷、張り替えが必要 - HF帯 電子ペーパータグ
ー 書き換えには送信機(R/W)を接触させる必要がある
解決
- 繰り返し利用可能なので、取り換えの必要が無く、廃棄コストがかからない
- UHF帯を利用するので非接触で書き換えが可能
- 移動体に取り付けても書き換えが可能
3.大容量(8kB)ユーザーメモリ搭載RFIDタグ
大容量のメモリを搭載していることで、作業履歴などをRFIDタグに格納することが実現できます。RFIDタグをデータキャリアデバイスとして利用することで、ネットワークの構築を必要とせずに情報のやり取りが可能です。
課題
- 一般的なタグはユーザーメモリ容量が少ない
- 会社間でデータを共有する場合はネットワークを介したデータのやり取りが必要
- 生産管理の作業情報/履歴を保管するために、ネットワーク構築が必要
- 他社大容量メモリタグは、EEPROMを使用しているため書き込み時間がかかる
解決
- 大容量メモリに情報を格納する事が出来る為、ネットワーク構築が不要。
- データキャリアデバイスとして使用可能
- 高速に書き込めるFeRAMを使用しているため、RFIDでの書き込み時間が短い
- 表示したくないデータや表示不要なデータは、メモリに記憶させておくことが可能
4.⽂字情報、一次元/二次元バーコード、RFIDの3つの役割を1デバイスで実現
情報の可視化のために文字情報の表示が必要な場合、紙ラベルがよく使用されます。電子ペーパータグでは紙ラベルと同様の見やすさで情報を表示できるだけでなく、RFIDとしての機能も利用できます。
課題
- 文字情報、一次元/二次元バーコードを表示するために紙ラベルを使用する。
- 紙が汚れる事で読み取りが出来なくなった場合張り替えが必要
- RFIDの機能を持たせようとすると別デバイスを追加する必要がある。
解決
- ePaper Tagは汚れが表面に付着してもふき取りが可能。
- 紙ラベルと同様に文字情報、一次元/二次元バーコードの表示が可能。
- RFIDの機能があるため物の探知、通過の確認、情報の格納にも使用可能。